Q1.この会社を選んだ決め手は?
キャリアも、働き方も、
現場で働く技術者の声が届く会社。
私が入社した20年以上前は、バブルがはじけて経済が少し下火な時代。当時は建設業界の専属外注社員としてフリーで仕事をしていましたが、結婚したばかりということもあり、安定して働ける環境を探していました。その際に業績が著しく伸びていたことと、旅行が趣味なのでまとまった休みがとりやすいなど働き方が整う環境だったため、当社に入社を決めました。
入社当時は今となれば昔話のような時代でしたが、そのころと比較すると今はかなり制度面や企業としての安定性も確立されてきたように思います。当社の魅力の一つとして、特に技術管理の方の対応は素晴らしいと感じています。私たち技術職は、日ごろはプロジェクト先で働いていますが、日々の業務や勤務形態に関しての意見や、ちょっとした愚痴なんかも聞き入れてくれて、改善できることは素早く対応をしてくれています。過去には全社員が集まる安全大会後の懇親会で、社長の隣に座る機会がありました。会社への帰属意識を高めるために表彰制度について社長へ提案をしたところ、勤続年数表彰をやろうとなり、実際に今も運用されている表彰制度のひとつになりました。会社として、技術職社員の働く環境を良くしていこうという想いが、より強く感じられるようになったと思っています。
自身でしっかりプロジェクトの管理ができていれば長期休暇も取りやすい環境です。今年は結婚25周年として、妻と新婚旅行先のイタリアに行きましたよ。もちろんキャリアとしても様々な大規模プロジェクトから、現在携わっているBIMを活用した生産設計の仕事など、新しいチャレンジをさせてくれるところも当社らしさだと思っています。
Q2.仕事内容について教えてください。
50代からBIMへの挑戦。
経験を広げ、深め、高められる環境。
直近の3年ほど前までは現場の最前線で設備施工管理に携わっていました。想い入れのあるプロジェクトは官公庁案件で4万平米以上・23階建ての総合情報センターの建設に携わったことですね。トータル3年3か月の工期の中で、当時の所長には仕事の進め方、技術的なことはもちろん、仕事に対するマインド面など、様々なことを学ばせて頂きました。資格取得に向けて学び合ったりしたこともあれば、一緒に旅行に行ったりなど、
この現場の関係者は実は今でも年1回は顔を合わせているほど、かけがえのない仲間となっています。会社という所属する組織は違っても、同じ建物を創り上げた一生の仲間に出逢えるのは、この仕事の魅力だと思います。
現在は大手ゼネコンの設備担当としてBIMを扱った仕事をしています。BIMは建築物の設計から施工、維持管理までのあらゆる工程における、コストや仕様の情報を管理するデータベースです。画期的なシステムである反面、50歳を過ぎた私にとっては使い方を覚えるのに一苦労でしたね。なにせ、入社当時はCADなんてものすらなく、手書きで図面を書いていましたから(笑)しかし、新しい挑戦をするチャンスでもあり、2か月間の研修でみっちり勉強をさせてもらいましたので、頑張った甲斐もあって、現在では大分慣れたものだと思います。世の中に残る大規模なプロジェクトにも携われたし、この年からでも新しいチャレンジをさせていただけるのは、私のキャリアにとって大きな財産になったと感じています。
Q3.今後のキャリアプランは?
築いた経験は若手に引き継ぐ。
自分はまだ、新しい挑戦を続けていく。
私がこの業界で築いてきたことも、若いメンバーに伝えられるくらいにはなってきたと思っています。まだ若い頃は自分のことしか考えていなかったですが、今ではバトンを渡していくことも考えて若いメンバーと接するようにしています。今も20代のメンバーと一緒に仕事をさせてもらっていますが、時代の変化、業界の変化と同じように、若手の育て方にも順応していくことが、私たちの世代にとっては大切だと考えています。BIMのシステムなどは若手メンバーのほうが使いこなせているので、私がわからない時に快く教えてもらえるようにしなきゃいけないですしね(笑)逆に言うと、まだまだ吸収できることが多くあるということでもあります。「あの時は大変だったけど、しっかりとカタチにできて良かったよな」と仲間と一緒に昔話に華を咲かせられるように、これまでの経験と掛け合わせ、私にしかできない価値を創り出していきたいと思います。
転職希望者へのメッセージ
当社の良さは「相談をすれば、聞いてくれる会社」というところ。それは、現場にいた時も、異動をした時にも私自身が感じたことです。もしこの業界にいて、キャリアや働き方に悩んでいる方がいるのなら、当社に来て、話をしてみてください。きっと新しい道が開けるはずですよ。