INTERVIEW 04

「モノづくりは裏切らない」
この想いを
次世代へ繋いでいく

A.O.研修講師

  • 技術部 スキル開発科
  • 1995年入社

橋梁の土木施工にて20年以上の経験と実績を築き、
2017年の技術センターの立ち上げに伴い講師として抜擢。
現在は社内研修・クライアント向け研修の講師兼マネジメントを携わる。

スタッフ写真

// 入社してよかった点

  1. 01

    やりたいが叶えられる
    キャリアがある

    現場監督時代に課題に感じていた、
    技術者の育成に携われている。

  2. 02

    質が高く、カスタマイズできる
    研修コンテンツがある

    クライアント向けにクオリティの高い
    オーダーメイド研修を提供している。

  3. 03

    人の成長に携われる
    やりがいがある

    研修後の達成感に涙を流す受講生も。
    費やした想いが返ってくるやりがいがある。

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Q1.これまでの経歴を教えてください。 技術センターの立ち上げに抜擢
課題に感じていた技術者の育成に携わる

私が入社したのは阪神大震災があった1995年。前職も含めて、橋梁の土木施工の仕事で一貫したキャリアを築いてきました。当社では20年以上を現場監督として経験を積ませてもらった後、現場で働くエンジニアをサポートする技術管理部門への配属となりました。当時は業界全体の課題だった人手不足を補うために未経験人材の採用が増えていましたが、十分な教育・研修がなされずに現場に配属されることもありました。技術管理部門は技術的なアドバイスをする役割ではあったものの、エンジニアの精神的なサポートに多くの時間を費やしていたので、この頃から専門的に技術力を高める研修・教育部門が必要だと感じるようになりましたね。

そして2017年に技術センターの立ち上げ時に声をかけて頂き、二つ返事で承諾をして、私の講師キャリアがスタートしました。長年、エンジニア教育に課題があると発信していたからこその抜擢だったのだと思います。研修コースや内容、テキストなどは準備されており、上司の講義の仕方を見て学び、すぐに講師として実践という流れだったので、最初は慣れるまで大変でした。ただ、当時実施していた1ヶ月半の研修で、修了証書を授与する時に涙を流す受講生を見た時には、このキャリアを選んでよかったと心から思いましたね。

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Q2.仕事内容について教えてください。 テキスト通りに教えるのではない
これまでの経験を伝えていく仕事。

当社には新しく入社した社員向けの研修だけでなく、外部向けの研修も行っており、建築・土木・空調衛生設備・電気設備など専門的な施工管理者を育成するなどの多彩なコースがあります。最近では一般公開している研修日程は各回が満席になるほどの需要がありますね。企業の目的やご要望、研修を受ける受講生に合わせたオーダーメイドで設計する研修も行っています。

私たちの研修では「教えるのではなく、伝える」ということを大切にしています。テキストに沿って専門用語などの解説をしていても、受講生はどんどん眠くなってしまいますからね。だからこそ、実際にあった事故事例や講師たちが経験した失敗談などを交えて伝えていく。言わば、「伝承する」という意識を持っています。最近ではインターネット上でテキストがダウンロードできたり、オンライン講座を受けて学べたりするからこそ、受講生のタイプや理解度に合わせて、話す内容や言葉の選び方、声量の強弱などにも気を配り、しっかりと「伝わっているか」ということに徹底的にこだわった研修を行っています。

そして、もう一つ大切にしているのは「モノづくりは裏切らない」という、この仕事のやりがいを伝えることです。正直なところ、建設現場での仕事は大変だと感じることがほとんどだと思います。しかし、愚直に課題と向き合い、行動し続ければ、誰しもが必ず完成に立ち会うことができる。そして、その瞬間は言葉にはできないような達成感に包まれたような感覚になるんです。例えるなら全国大会優勝を掲げて、妥協せずに毎日練習し続けた先で優勝を掴んだ時とでも言えるのでしょうか。すべての苦労や頑張りが一瞬で報われ、注いだ熱量や想いが「目に見えるカタチでの誇り」となる素晴らしい仕事であることをまっすぐに伝えています。

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Q3.今後のキャリアプランは? 想いの強さは受講生も
研修のカタチも変えていく

熱量や想いを注いだ分だけ返ってくるという意味では、研修も同じだと考えています。だからこそ、時代が変わり、受講生の志向性や考え方、業界が求める人材ニーズが変わったとしても、一人ひとりの「受講生に対する想いの強さ」は、これからも大切にしていきたいと考えています。

また、受講生がより実践的に学べるような屋外研修施設の設立を実現させたいと考えています。現在は屋内での研修がメインですが、リアルな環境を体感することができれば、現場に出た時の安心感と実務における安全性の両方を向上できるはずです。施設の設立にはまだ見通しがあるわけではありませんが、私の想いを汲み取り、講師としてのキャリアを与えてくれた当社であれば、きっと実現できると信じているので、これからも人材育成に向き合って邁進していきたいと思います。

転職希望者へのメッセージ

当社の技術センターは「教えるのではなく、伝える」ことを大切にしているので、これまでの経験を人材育成に還元したいという方であれば、講師の経験を問わずに活躍できる環境だと考えています。もし新しく建設業界に飛び込もうと考えている方であれば、当社は想いを込めた研修をしているので、安心して飛び込んできていただければと思います。